カワスズメ

沖縄本島の河川で撮影したカワスズメの水中写真

2017年のゴールデンウィークも、残り少し。

我が家は、今年も変化の多いエキサイティングで面白い日々を過ごしている。

     

カワスズメ

これは完全な淡水域の河川で撮影したカワスズメ科カワスズメ属に属する『カワスズメ』。

過去の呼び名で「ティラピア」とか「モザンピーク・ティラピア」などと呼ばれることもある。

沖縄本島の河川には国際通り近辺を流れる河川から、渓流などの上流を除いた沖縄島のあらゆる河川で見かけ、基本的に河川の下流域に多く集まっているが、河口域や湖沼にも生息していると言われており、環境への適応力がずば抜けて高い外来魚。

どれぐらいずば抜けているかというと、高い水温や酸欠状態の水中、挙句の果てには海水の2倍以上の塩分濃度でも生きられるという凄さ。

海外では海中で観察されている場所もあるそうな。

     
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
     

カワスズメの原産地はアフリカ大陸の東南部。

日本には1954年にタイや台湾から食用魚として輸入された記録が残っているが、その後は河川に放流され、前述のとおり環境へ適応することでグングンと個体数を増やして行ったという、いわゆる外来魚問題でよく取り上げられるお話。

元々は別名としてティラピアやモザンビークティラピアが挙がっていたが、日本語で分類学を行う上で複数の名称が使われるのは好ましくないという理由から、Oreochromis mossambicusに最初に付けられたカワスズメが選ばれたという経緯がある。

属名についても、Oreochromisの発音に基づいたオレオクロミス属とされていたが、カワスズメという和名に従い、カワスズメ属へと落ち着いた過去がある。

繁殖形態が興味深い種として、度々テレビ番組でも紹介されているが、口内で卵を孵化させたり、孵化した稚魚に危険が迫ると親の口の中に逃げこませることで外敵から守ったりするなど種によって様々な生態が面白い。

     
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
     

下の写真2枚のように、幼魚らしき個体はウジャウジャ。
岩の間にも、川底の上にも、川縁の茂みの間にもウジャウジャ。

沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真

     

もう、どこを見てもウジャウジャ。

     
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
沖縄本島のダイビングで撮影したカワスズメの水中写真
     

因みにダイビングで撮影したと記載しているが、厳密にはシュノーケリングで撮影したものです。水深的にはタンクを背負って撮影してもおかしくない環境だったが・・・。

     

カワスズメの外観特徴

尾鰭に横帯は無い(但し不明瞭な斑紋のある個体も居る)。体に不明瞭な横帯のある個体も居るが計数出来ない。但し、体長がおよそ6cm未満の個体では明瞭。背鰭棘数は通常16(15~17)。

また、産卵期の雄は頭部複方が白く、体は黒い。また胸鰭、背鰭、尾鰭の縁辺は赤くなる事が分かっている。

カワスズメの分布

カワスズメは、北海道屈斜路湖、山梨県平等川(記録のみ)、大分県別府市、鹿児島県指宿市、琉球列島、大東諸島、小笠原父島(自然繁殖)での観察記録がある。

※北海道については、松沢・瀬能(2008;総合文献)にあるが、十勝川温泉である。
※山梨県については、環境庁自然保護局(1993;総合文献)による。

     

和名 : カワスズメ(スズキ目カワスズメ科カワスズメ属)
学名 : Oreochromis mossambicus
撮影場所 : 沖縄本島河川(淡水域)
撮影水深 : -0.7m

沖縄本島のダイビングと水中写真OKINAWANFISH.COM
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4歳からスキーを始め、成人後にスノボへ転向しつつ、二輪・四輪のレースも趣味の一つ。海とダイビング好きの延長で、国内屈指のパラダイス 南国リゾート沖縄へ移住。その後、生活環境が変わり、結婚・子供たち・マイホーム購入という目標も達成して順風満帆な人生を満喫中。次の新しい目標に向かって邁進中。

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