クロホシイシモチ
【沖縄本島のダイビングで撮影したクロホシイシモチの水中写真】
梅雨の晴れ間と言うか、中休みと言うか。ほとんど雨が降らない清々しい一日でした。
ちなみに「爽やか」は秋の季語なので、この季節は「清々しい」という言葉が本来の日本語だそうです。
写真は、『クロホシイシモチ』。
伊豆のダイビングでは、岸に沿って移動しているとグッチャリと群れているシーンを見かける普通種中の普通種ですが、沖縄ではそこまで多く見かけることはない様な気がします。
クロホシイシモチは、沿岸岩礁性のテンジクダイ。
そこは伊豆でも沖縄本島でも同じ。
似たような環境で見かけます。
という訳でここから下は伊豆のダイビングにて撮影したクロホシイシモチの水中写真。
冬場なので透明度が良いですねぇ。
この魚を見ていると伊豆ダイビングの記憶なのか、よく潜っていた海域では潜行又は浮上する辺りに群れていたのでドライスーツの空気を抜かなきゃといった気持ちになってくる。
冬の伊豆でドライスーツを使用する時は、ある程度の水深に下がってドライスーツ内に給気することで肌とスーツの間に空気の層ができ、そのおかげで暖かく過ごせるのですが、沖縄本島のダイビングでドライスーツを着用した時は、基本的に海水温が20度を下回ることはないので、さほど給気しなくても寒さを感じずに居られる点が大きく異なるのでした。
インナーも薄いもので充分に役割を果たしますしね。
こうやって過去の写真を見返していると、改めてコンデジのお手軽さというか良さを再認識してしまいます。
最近は安くなってるしね。
クロホシイシモチの外観特徴
下顎の先端が黒いことや頭頂部に左右一対の黒色円斑があること、体高が低く体側に暗色横帯がないこと、尾柄に黒色円斑があることでクロホシイシモチと同定することが可能です。
クロホシイシモチの分布
クロホシイシモチは、伊豆大島、八丈島、千葉県館山湾~屋久島の太平洋沿岸、愛媛県宇和海、九州北岸・西岸、琉球列島;済州島、台湾東北部・南部・澎湖諸島、フィリピン諸島セブ島、パラオ諸島、ニューカレドニアからの報告がある。
和名 : クロホシイシモチ(スズキ目テンジクダイ科テンジクダイ属)
学名 : Apogon notatus
撮影日 : (写真1枚目)2011年10月10日 (写真2枚目以降)2001年12月22日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -8m