コガネマツカサ
先日「おデブあるある」という本に
「最後にエレベーターに乗ると、箱の中に緊張が走る」 と書いてありました。
写真はコガネマツカサです。
先日の ベニマツカサ 同様に、ドロップオフのオーバーハングや洞窟などの暗い場所で見かけます。
イットウダイ科アカマツカサ亜科に属するコガネマツカサですが、体色が黄色がかっていること、また全体に丸っこい印象を与える・・・だけでは少々同定が難しく、悩んだ末に魚類学の専門家にご相談させて戴いたところ、側線鱗数が38枚ほどで細かいこと。また臀鰭軟条数は13本または14本であることで『これはコガネマツカサだ』と同定出来るようです。
上記の通り、コガネマツカサについては水中での同定は少々難しく、最終的には写真同定へと持ち込まないと正確な所は何とも言えないのかも知れません。
少々やっかいな仲間ですがそれだけに面白いとも言えそうです。
この仲間を撮影する時は、真横から体側の鱗や臀鰭軟条が判別出来るように撮影を行うように心がけないとあきませんね。
アカマツカサにも似ているので、もしかしたらアカマツカサと思って食べているのは、実はコガネマツカサだったりヨゴレマツカサだったりする可能性が大いにあるのかも知れません。
和名の由来は、体色が黄色がかっていることから黄金松毬(松笠)といったところでしょうか。
コガネマツカサは、南日本以南に分布する。
和名 : コガネマツカサ
学名 : Myripristis pralinia
撮影日 : 2013年5月19日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -11m