バラハタ幼魚
【沖縄本島のダイビングで撮影したバラハタ(幼魚)の水中写真】
昨日は仕事関係の決起会に加え、マンションの理事会もあったのでブログを更新する時間を取ることが出来なかった。
他人同士が集まる住宅ではデリケートな事案の割合が多いので、決議に至るまで時間を要することが多々あるのです。
バラハタの幼魚
写真は、バラハタの幼魚。幼魚といっても、まあまあ大きいのだが。
バラハタとは、潮通しの良い岩礁域やサンゴ礁域を単独で泳いでいるハタの仲間で、書籍によると彼らが生息している水深は-3mから-240mという深場まで広範囲であると記されている。

バラハタといえば、築地市場で誤って販売してしまったものの、販売先のお店で食べた方々には特に症状が出ず無事で良かったというニュースが数日前に流れていましたが、その翌日には沖縄県内で2名が食中毒になり、営業停止処分になったというニュースも流れていました。
シガテラ毒は海藻から始まる食物連鎖で蓄積されてしまうものですが、外観からは判断できないうえに加熱をしても壊れない点が厄介なのです。
また、築地で販売されたものは宮崎産、沖縄で販売されたものは沖縄産という点から、もしかしたら南方の海藻と本州の海藻についても種類が異なるなどで食中毒に当たるかどうかという事が関係している可能性があるのかも知れません。
バラハタ(yg)の外観特徴
バラハタの幼魚は、写真のように特徴的な外観なので分かりやすいが、吻先から後頭部まで続く明色の縦線が通ることや体側に長い暗色の縦帯が入る事、輝青色の斑点が散らばっている事などで容易に区別ができます。
バラハタの分布
バラハタは、伊豆大島、八丈島、小笠原諸島、硫黄島・南硫黄島、相模湾~屋久島の太平洋沿岸(少ない)、琉球列島、南大東島;福建省・香港、西沙群島、中沙群島、南沙群島、インド-太平洋からの報告がある。
和名 : バラハタ(スズキ目ハタ科バラハタ属)
学名 : Variola louti
撮影日 : 2009年1月3日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -7m
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