台風17号通過

2012年9月30日

台風17号通過

悪夢のような台風１７号が通り過ぎた那覇市内。沖縄に来て７年間でもっとも危ない台風でした。
幸いなことにウチは停電も断水もありませんでしたが、報道によると沖縄県の半分の世帯が停電したそうです。

報道にも出ていたと思いますが、写真は那覇新都心で横転した軽自動車。那覇新都心（おもろまち）は、丘になっているので普段から風が強いうえに元々沼地だった部分も多いため湿気が強烈なことで有名。
吹き返しの強烈な風でなくても軽自動車や背の高いトラックなどは向いている方向によっては簡単に横転してしまうのでしょう。

そして台風の目。

台風の目に入った１１時半頃から約４０分間は、急に風も弱くなり空も明るくなりました。アメダスのレーダーで見ると、まさに台風の渦の中心に入っていることが分かります。

そして１３時過ぎから吹き返しが始まりました。

この履歴を見ても、午前中より午後の吹き返しのほうが風が強いことがよく分かります。最大瞬間風速は西北西の向きに６１．２ｍという観測史上３番目の強さだったそうです。

ウチのトイレは吹き返しが始まってから、水がずっと揺れてました。建物自体が揺れてたんでしょう。

吹き返しが弱くなってきた夜７時頃に車の様子を見に行くと、ミラーが逆向きに折れ曲がっていました。
手でカックンと元に戻すことが出来るので、それ以外の被害はありませんでした。

他のフロアでは、あの重いエアコンの室外機が･･･

恐ろしく強い風が吹いていたことがよく分かりますね。周辺の住宅でも同様に室外機が飛んだり倒れたりしているのを見かけました。

ご近所の住宅では、屋根が半壊していました。
風が北向きに変わったので、南側のベランダでタバコを吸っていたんですが、ガラスが割れるような音がしたので下方を見てみるとこうなっていました。住人の車は大丈夫だったんだろうか。
ちなみにこの住宅、水道管も破裂したようで、屋根から水が噴き出していましたね。

このあとどこかから飛んできて地面を滑っていた１ｍ四方のブリキの屋根のようなものが舞い上がり、同じマンションの方のベランダに入って行く瞬間を見てしまったんですが、あのあとどうなったんだろう。