もずく採り

感染から発症まで2週間が目安と言われていますが、4月7日に沖縄県沖縄市で発生したクラスターから3週間後の今日になって新たな感染が確認されるという事例が出ました。一方で、北海道では新型コロナウイルスの第二波で感染者が再び急増し始めており、収束の目途が立っていないと報道されています。
この二つのニュースはちょっと気になりますね。
最近はドラッグストアなど本来の販売場で品切れしているマスクが、無関係な業態のお店で高値販売されている光景を沖縄でも見かけるようになりました。
そのような状況に陥らなかった台湾では、新型コロナウイルスが報じられ始めた1月には、既に国民全体にマスクが行き渡るよう「マスク配布システム」が作られました。
このシステムとスキームは、39歳のオードリー・タン(唐鳳) デジタル担当大臣が3日程度で作り上げたそうです。
一方で、79歳になった日本の竹本IT担当大臣は、ITに関する資質を問われた際に「スマホでSNSに投稿しているから大丈夫だ」と記者に答えていました。
テレワークの浸透を阻害していた書類のハンコ押し。「はんこ議連会長」も務めている 竹本IT担当大臣 。
せめてIT企業出身者を任命して欲しかった。

もずくの季節
沖縄は「もずく」の収穫に適した季節になりました。
例年なら朝から行って数時間の滞在を楽しみながらついでに収穫をするところですが、今年は大きな人の移動は抑制したい時期なので、地元の人しか知らないような近場の海プラス30分程度で終了。
短時間なので、普段は海の中にあるサンゴも海面に露出する干潮の時間帯を狙います。

枝サンゴの群生が綺麗に残っている海。
5月以降は、サンゴの産卵が行われるはずなので、より一層豊かな海になることを願います。

太陽光が届き、反射する白い砂地にはアマモの仲間で「リュウキュウスガモ(沖縄の方言でジャングサと呼ばれています)」が群生しています。
リュウキュウスガモは、ウミガメやジュゴンの餌となる海草なので、満潮時にはもしかしたらジュゴンやウミガメが泳いでいるのかも知れません。
リュウキュウスガモが育つには、海水が透き通っている( つまり貧栄養海域 )という条件も必要ですが、そのリュウキュウスガモと一緒に生息しているのが「モズク」です。
最初は海面から見ても分かりづらいのですが、目が慣れてくると「もずく」の群生が分かり始めます。
30分と短時間のもずく採りでしたが、収穫は2kg~3kg程度。
太くてシャキシャキとしていそうなモズクが採れました。

もずく採りは楽しいのですが、後処理があります。
そのままでは海水で塩辛いので、ひとつかみずつ水道水で流しながら先述のリュウキュウスガモやその他の不純物を取り除きます。
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お湯を沸かしてしゃぶしゃぶさせると上のように鮮やかな緑色になります。
そのままの「もずく」は下のように濃色のままです。

採れたての「もずく」は、ヌメリが強烈です。
特にポン酢につけて混ぜると納豆レベルのヌメリが出るため、お箸で掴むのも難しいレベルになります。
この「ヌメリ」は、フコイダンと呼ばれる健康成分で、もずく自体はノンカロリーなので毎日の健康にもオススメできる食材といえるかも知れませんね。
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