ウシオニハゼ

ここ数日は、都内に通勤をしている神奈川・千葉・埼玉の新たな感染者も増えてきましたね。
緊急事態宣言の解除はコロナの終息ではないのにも関わらず、3月以前と同じような働き方に戻している企業がいるのだろうと推察されます。
今回のコロナ禍は、企業の対応力を試されているようにも見えます。
covid-19の厄介なところは、抗体ができても3カ月程度で消滅していることから、今後も集団免疫は厳しいでしょうし、罹患したら隔離治療、また再発の繰り返しということになるのでしょうね。
Go To トラベルについては、例え旅行に行ったとしても、手渡しを避けるためにお土産も敬遠されることから、しばらくは観光土産の需要も低い水準で推移するのではないかと思われます。
ウシオニハゼとは

本日の水中写真は、「ウシオニハゼ」というハゼの仲間です。
「牛」に「鬼」というキーワードから厳つくて大きな魚を連想しますが、ハゼの仲間では大きいとはいっても、魚類としてはそれほど大きくはないウシオニハゼです。
ウシオニハゼは、内湾の泥底になっている海底で、テッポウエビ類と共生しているオニハゼ属の仲間ですが、これらは沖縄本島の金武町(レッドビーチ)や、名護市大浦湾(通称:辺野古)にて水中撮影したものです。
ウシオニハゼの生息分布

水集写真のような環境に潜った経験のある方はお分かりだと思いますが、「ウシオニハゼ」は泥底の中でもかなり砂の比重が軽いシルト域を好んで生息しています。
また、環境だけではなく、ウシオニハゼは警戒心が特に強い敏感なハゼの仲間なので、こちらが少しでも雑な動作を行うと一瞬で巣穴へ引っ込まれてしまいます。
巣穴に引っ込んでしまうと、周辺のシルトが一気に舞い上がってしまい、とても水中撮影どころではなくなってしまうので最新の注意が必要です。
気配を消し、潮の流れ、着底スキル、呼吸を調整、レギュレータの排気音、、、一挙一動に気を使うことで写真のように105mmマクロレンズの最短まで近寄らせてもらえるので、ウシオニハゼに出会った際は是非チャレンジしてみて下さい。

『決定版 日本のハゼ』においては、当時の分類により「ホタテツノハゼ属の1種-2」とされていますが、その後「ウシオニハゼ」という正式和名が付与されました。
本種は、西表島から得た標本を基に日本初記録種として、和名を付けて報告されています。
ウシオニハゼの外観特徴
ウシオニハゼは、第一背鰭に眼より大きいか、同じくらいの黒色斑がある。
頭は普通で、頭長は頭高の1.5倍以下とされる。
ウシオニハゼの分布
ウシオニハゼは、沖縄島、西表島;広東省、広西省、海南島、ソンクラ・ラノン(タイ)、ニャトラン(ベトナム)、ペナン(マレーシア)、ミンドロ島からの報告がある。

ウシオニハゼの和名・学名
和名 : ウシオニハゼ ( スズキ目 / ハゼ亜目 / ハゼ科 / オニハゼ属 )
学名 : Flabelligobius russus Tomiyamichthys russus
撮影場所 : 沖縄本島東海岸
撮影水深 : -10m
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「ザ!鉄腕!DASH!!」にて水中写真を使用して頂きました(日テレ・2018年12月23日放映)

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