ウミヒルモ
新型コロナウイルスが収束していない事から、 茨城、岐阜、愛知、群馬、奈良は5月31日までの休校延長を決めました。自治体レベルでも休校延長が始まっており、先述した以外の23都道府県も休校延長を検討しているようなので、子供たちの新学期は6月以降になる可能性も出てきました。
マンションの敷地内で「新型コロナウイルスだから一緒に遊べないね」という子供たちの会話を聞いて胸が痛くなる感じでした。
使い捨てマスクの品切れは続いていますが、繰り返し使える布製マスクはまだまだあるようです。
テレビで見ましたが、ジーンズ屋さんのマスクは製造工程からしてもなかなか秀逸でした。
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ウミヒルモ

写真は沖縄本島の西海岸沿岸域で撮影したウミヒルモという海草の水中写真。
水深-34mの少し流れがある砂地で撮影しました。
「かいそう」には海藻と海草があり、口頭では紛らわしいところですが、
・海藻の多くは岩上に生えており、根茎葉の区別がない ※分かりやすい例が、もずく等
・海草は種子植物であり、根茎葉の区別がはっきりしている ※今回の様な ウミヒルモ 等
という違いがあります。
海藻と海草はこのように生息している形態と見た目で簡単に区別出来るのだということを覚えておくと、また水中でも一味違った観察に繋がり、ダイビングや磯遊びが楽しくなるかも知れませんね。
その中で、ウミヒルモは5科10属28種30亜種が知られている海草の仲間に分類されています。
ウミヒルモの多くの観察例は、潮下帯から水深-10mまでの浅い海域に集中しており、NATIONAL GEOGRAPHICなどのメディアでも、ジュゴンの食み跡などでアマモ類と一緒に紹介されることがあります。
これまでのウミヒルモはいずれも浅い水深で撮影されており、海草に関する書籍でも生息水深は-10mまでと記載されているのですが、近年になり深場でもウミヒルモが生息していることが分かってきたそうです。
おそらく研究事例が少ないからだと推察されますが、既に知られているようで、実はまだまだ未知な部分が多い海草は多く存在しているのではないかと思います。
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ウミヒルモの外観特徴
葉は薄く楕円形、葉の大きさは1cmから3cm程度。葉の周囲に小さなトゲ状突起が多数生えている。柄は細く、地下茎は円柱状、砂の中で一定間隔に節があり、各節から根と葉を2枚出す。
また花は7月~8月頃に咲く。
属名"Halophila"は、ギリシャ語のhals(塩)+philos(好む)より由来。種小名"ovalis"は、葉の特徴にちなんで"広楕円形の"という意味があります。
ウミヒルモの分布
ウミヒルモは、本州太平洋沿岸、瀬戸内海、能登半島以南の日本海沿岸、南西諸島からの報告がある。
和名 : ウミヒルモ(オモダカ目/トチカガミ科)
学名 : Halophila ovalis
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -34m
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