ツルガチゴミノウミウシ
親戚から山で採れたばかりのタケノコが大量に送られてきて、煮たり、焼いたり、炒めたりと、今春もタケノコづくしの日々が始まりました。同じマンションに住んでいる幾つかの仲良しご家族にもお裾分けをしたけど、まだ冷蔵庫はパンパンです。
個人的にはこういった野生の筍や山菜って、一番贅沢な食べ物ではないかなと思っています。
子供の頃は、普通にツクシを摘んできて甘辛煮にしてもらって食べていましたが、今思えばあれも贅沢グルメの一つだったのではないかと思います。
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沖縄本島のダイビングで撮影した「ツルガチゴミノウミウシ」の水中写真
ツルガチゴミノウミウシの水中写真

今日の写真は、「ツルガチゴミノウミウシ」。
沖縄本島の西海岸「真栄田岬(沖縄県中頭郡恩納村真栄田)」で撮影した個体と、沖縄本島の東海岸「レッドビーチ(沖縄県金武町金武)」で撮影した ツルガチゴミノウミウシ を本項では掲載しています。
ツルガチゴミノウミウシ と外観が似ているウミウシに、 ヤグルマウミウシ や ゴマフビロードウミウシ 、 チョビヒゲウミウシ など数種類が存在しているので特徴をよく見ないと間違えそうになります。
また、名前だけ似ている「ツルガウミウシ」や「ツガルウミウシ」という和名を持つウミウシも存在するので、紛らわしいことこの上なしです。
”ツルガチゴミノウミウシ”の「ツルガ」は、やはり敦賀という土地に由来するのでしょうか。
富山湾産後鰓類図譜という書籍も存在するので標本は日本海産だったりするのかも知れませんね。
ツルガチゴミノウミウシの外観特徴について

ツルガチゴミノウミウシ の外観特徴は、以下の通りです。
・体地色は半透明に近い白色
・背面突起は橙黄色や朱色で、先端近くで黒色が入る
・触角は半透明がかった褐色
・口触手は、半透明に近い白色で細く長い特徴がある
ツルガチゴミノウミウシの生息環境について

沖縄のウミウシによると、冬季から夏季にかけて潮通しの良いサンゴ礁域浅所で稀に見られると紹介されています。
本項のツルガチゴミノウミウシ は、沖縄本島の真栄田岬およびレッドビーチという海中環境が全く異なる場所で撮影していますので、他のウミウシが存在する場所(ウミウシのエッグイーターなので)なら環境を問わず生息しているのではないかと考えられます。
ツルガチゴミノウミウシの生息分布について

沖縄のウミウシによると、ツルガチゴミノウミウシの生息分布については、西太平洋とされています。
ツルガチゴミノウミウシの和名・学名について

ツルガチゴミノウミウシの和名および学名について、以下の通りです。
和名 : ツルガチゴミノウミウシ
学名 : Favorinus tsuruganus
水中写真ギャラリー
ツルガチゴミノウミウシの水中写真
写真をクリック(タップ)すると拡大写真を見ることができます
ツルガチゴミノウミウシ と似ているウミウシ
よく似ているウミウシを並べてみました
写真をクリック(タップ)すると拡大写真を見ることができます
ウミウシに詳しい人からすれば何てことのない4種ですが、大半の方はそうではないと思いますので、まずは写真を並べてみて丁寧に見比べるのが一番分かりやすく、腹落ちしやすいと思います。
ウミウシに興味を持つ方の裾野が広がればうれしいのと、ウミウシをたくさん見るためにはスキューバダイビングが必要になってきますので、最終的にダイバーの裾野も広がれば嬉しく思います。
沖縄本島ダイビング 水中写真サイト OKINAWANFISH
沖縄本島のダイビングで撮影したハゼやスズメダイなどの魚類・ウミウシ・甲殻類の水中写真を中心に、生息環境や見分け方、生息分布、和名・学名を中心に掲載しています。沖縄グルメ、沖縄移住、子供のことや沖縄の海・ビーチ、沖縄旅行の観光ポイントについて

水中写真を使用して頂きました

「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年3月25日放映
「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年12月23日放映

2009年琉球新報 紙面にて
沖縄本島で初めて確認された魚について記事が掲載されました
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