ニセカエルウオ 幼魚
【沖縄本島のタイドプールで撮影した ニセカエルウオ 幼魚 の水中写真】
前回の ニセカエルウオ に続いて、幼魚 と 若魚 の写真。
ニセカエルウオ でも 幼魚 となってくると、タイドプール というよりも、もはや波打ち際と言っても過言ではないような場所になってくる。
タイドプール を攻めている人(そんな人がいるのか?)の中でも、さらに(第三者から見た撮影風景は)キワモノになってくるのではないだろうか。
潮が引いた後の磯を歩いていたり、ダイビングでビーチエントリーの際に波打ち際で何かがチラッと動いた。
まさに、その辺の生き物が彼らである。
ニセカエルウオ 幼魚
まずは、暗色の ニセカエルウオ 幼魚。
全長でも、3cm程度あるかないかといった小ささであるうえに、波打ち際にいる為、どうやって撮影しようかと考えあぐねて色々な方法を試した結果、撮れた写真の一つ。
砂浜に波が打ち付ける様な場所の撮影は、水と陸の境目というだけあって本当に難しい。

次の写真も、一枚目と同じ個体の正面顔。頭に寄生虫かコペポーダの様なモノが付いている。

次の写真は、 ニセカエルウオ 幼魚 明色時の写真。
乗っている石は、小さな石ころなので、その小ささは実際に見て確認して欲しい。

コチラも上と同じ個体。

ここから下の二枚は、もう少し成長した若魚の水中写真。
幼魚ほど小さくなく、かと言って成魚ほど大きくもない成長過程の ニセカエルウオ 。

ほな、さいなら。

ニセカエルウオ の外観特徴
・雌雄により斑紋に差異がある
・雄♂は、横帯が背鰭まで到達し、頭部に皮弁がある
・雌♀は、体側後半・背鰭・臀鰭に小暗色点が散在する
・背鰭軟条数は通常20(19~21)
・臀鰭軟条数は通常22(20~23)
・背鰭は高く、背鰭最長軟条長は体長の15.5%~19.7%
ニセカエルウオ の分布
ニセカエルウオは、八丈島、和歌山県白浜、高知県、鹿児島県薩摩半島、屋久島、長崎県野母崎、琉球列島~台湾、インド-太平洋の熱帯域(ハワイ諸島を除く)での観察記録がある。
和名 : ニセカエルウオ ( スズキ目 / イソギンポ科 / カエルウオ属 )
学名 : Istiblennius edentulus
撮影場所 : 沖縄本島 西海岸側 タイドプール
撮影水深 : -0.01m
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