ハゴロモハゼ
【ハゴロモハゼ】沖縄本島のダイビングで撮影した水中写真
以下では、「ハゴロモハゼ」について、沖縄本島のダイビングで撮影した水中写真を交えてご紹介しています。生息環境や和名・学名の他、アクアリスト向けに飼育用のハゴロモハゼ生体情報も掲載しています。
ハゴロモハゼ
ハゴロモハゼについて
この3連休は、沖縄本島の中南部~北部と呼ばれる地域にかけて、かなり広範囲のビーチでマニアックなダイビングを楽しんできました。
今回ご紹介する「ハゴロモハゼ」の水中写真は、この3連休で水中撮影をした魚類の一つです。
ハゴロモハゼ sp. は、投稿していたのにも関わらず、本家ハゴロモハゼは投稿していなかったので、ちょうど良い機会なので投稿しておきます。
ハゴロモハゼの生息環境について
「沖縄でダイビング中に撮影した」と書くと、旅行雑誌に載っているような透明度の良いキラキラした綺麗な海を想像される方も多いかと思いますが、今回ご紹介している「ハゴロモハゼ」は、内湾から河川の河口域(海へとつながるあたりですね)に生息しています。
つまり、かなり濁っている河口エリアで、金武町のダイビングポイントで有名になったレッドビーチなど、比にならないぐらい濁っている場所に住んでいます。
少し手を触れただけでも、フワフワと舞い上がる軟泥底から砂泥底という環境且つ、河口なので上げ潮、下げ潮の影響で流れもあり、海水と淡水が混じるという、複雑な要素を考えないといけない場所でもあります。
ハゴロモハゼは、テッポウエビと共生していますが、このテッポウエビの動きがまた地味に泥を舞い上げるんですよね。
そして、生息水深はというと、2mより浅い場所になります。このページに掲載しているハゴロモハゼの水中写真は、いずれも水深1.5mから2m程度の極浅位場所で撮影しています。
川の淡水が混じるので、ダイビングコンピュータの値では、水温16度程度になるので、ロクハンをおすすめします。
ハゴロモハゼの生息分布について
では、ハゴロモハゼはどこに住んでいて、どこで見られるの?という疑問が浮かんでくるかたもいるでしょう。
ハゴロモハゼの生息分布は、奄美大島(鹿児島県)、沖縄島、石垣島、西表島;シンガポール、フィリピン諸島、オーストラリア北岸とされています。
ハゴロモハゼの外観から分かる特徴について
ハゴロモハゼは、”ハゴロモハゼ属”に属しているハゼの仲間です。同じハゴロモハゼ属の仲間で ”クロオビハゼ” と外観からホバリングする姿までそっくりです。
不思議なのは、ハゴロモハゼが生息しているエリアでは、クオオビハゼを必ず見かけますが、クロオビハゼを見かけるからといって、ハゴロモハゼがいるとは限らない点です。
クロオビハゼは、白っぽい地色に黒い太い帯が縦に1本入りますが、ハゴロモハゼは黒っぽい地色に白い帯が縦に1本走っていることで水中でも簡単に見分けることができます。
ハゴロモハゼの外観特徴について、図鑑などでは下記のように表現されています。
- 頭と体は偏扁する
- 第1背鰭棘と鰭膜は、著しく伸長する
- 雄の尾鰭は大きな三角形
- 雌の尾鰭後縁は丸い
- 体側に1黒色縦帯が走る
ハゴロモハゼの飼育情報
飼育用ハゴロモハゼの生体
ハゴロモハゼの和名および学名について
和名 : ハゴロモハゼ (ハゴロモハゼ属)
学名 : Myersina macrostoma
ハゴロモハゼという和名の名づけ親は平成の天皇陛下
書籍には次のように記載されていました。
「林・伊藤(1978a)は、石垣島から Gobiidae sp. を報告した。明仁親王・目黒(1978)は、林・伊藤の Gobiidae sp. を Myersina macrostoma に同定し、ハゴロモハゼの和名を付した。」
つまり、ハゴロモハゼの和名を命名したのは、魚類学者としても知られている平成の天皇陛下だったのですね。
飼育用ハゴロモハゼについて
ハゴロモハゼの生体
ハゴロモハゼを是非飼育してみたい。沖縄や奄美で潜らずとも家の中でずっと見ていたいというマニアックなアクアリスト向けの生体です。レアなハゼというのもあって、あまり多くは販売されていませんね。
ハゴロモハゼなどにピッタリのハゼの餌
海水のハゼを飼育するなら、定番の餌です。
ハゴロモハゼは、汽水域に生息していますが、わりと海水の要素が高い場所に住んでいるので、海水のハゼ用餌を与えてください。
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沖縄本島のダイビングで撮影したハゼやスズメダイなどの魚類・ウミウシ・甲殻類の水中写真を中心に、生息環境や見分け方、生息分布、和名・学名を中心に掲載しています。沖縄グルメ、沖縄移住、子供のことや沖縄の海・ビーチ、沖縄旅行の観光ポイントについて