ヒレナガカエルウオ
アトキンソン信者とも言われている菅総理に期待している政策の一つは、中小企業の再編です。
中小企業基本法における区分要件の改正など、粛々と進めて頂ければと思っています。
中小企業の中には、優遇政策を享受できるという理由から、あえて規模を抑えている法人もありますが、規模の経済という観点からすれば、ここを塗り替えて行かないと日本経済が停滞から抜けることはできないと思います。
これまで日本政府の既得権益に対して批判を行ってきた中小企業などにとっては、優遇政策という既得権益を失う可能性も現実味を帯びてきたことになり、去る日経報道の通り、法改正や再編圧力によって3割以上の中小企業が淘汰される日も近くなってきたように思えます。
デービッド・アトキンソンを知らない方は、U-NEXTにもありますので今すぐ読んでみることをお勧めします。
日本経済の「伸びしろ」は、生産性大改革にある。この非効率を直せば、GDP1・5倍=600兆円突破など楽勝だ! 先進国最下位に落ちぶれた日本の生産性。昭和の常識に縛られた結果、国際競争力がどんどん失われています。とりわけ融通がきかない日本の観光サービス。顧客の要望に柔軟に対応できず…
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本ページの情報は2020年9月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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ヒレナガカエルウオ

今日の水中写真は、「ヒレナガカエルウオ」です。
大潮の干潮時に姿を現すタイドプールの中でも、必ず決まった場所でその存在を確認することができ、今回も10年以上前から生息を確認できている場所で撮影したものです。
餌の環境、外敵の環境など条件が複雑に交差しているのでしょうか。
私の記録で11年程度ですので、実際のところでは生命のバトンタッチを行いながら500年、600年と同じ場所に住んでいるのかも知れないと思うと感慨深いものがあります。
ヒレナガカエルウオについては、生態の観察記録や水中写真が少なく、魚類学会などではホムラハゼとは比べものにならないぐらいレアもの扱いとなります。
婚姻色または興奮色のヒレナガカエルウオ

上の水中写真は、2009年に撮影したものですが、つい先日撮ったヒレナガカエルウオ(1枚目)と比較すると、興奮しているのか婚姻色なのか、コントラストが強く出ていますね。
因みに同じカメラで撮影しています。
ヒレナガカエルウオの生息環境について
ヒレナガカエルウオは、サンゴ礁、岩礁性海岸のタイドプールといった環境を好んで生息しています。
要は沖縄の旅行雑誌に出てくるような白い砂浜などではなく、ガチガチの硬い場所ということですね。

隠れている穴から半身を乗り出しているヒレナガカエルウオの水中写真です。
ヤエヤマギンポ属ということもあって、やや寸胴な体型をしており、サイズもイソギンポ科の中では中間程度の大きさがあります。
上記の個体で、6cm(SL)程度となります。
ヒレナガカエルウオの外観特徴について
ヒレナガカエルウオの同定ポイントについては、
・胸部と背鰭前端に顕著な斑紋がない
・胸鰭に小暗色班が散在する
・雌雄とも頭部の正中線皮弁がない
雄については、臀鰭前縁が伸長する特徴がある
ヒレナガカエルウオの分布域について
ヒレナガカエルウオは、屋久島、琉球列島:西太平洋の熱帯域からの記録があります。
ヒレナガカエルウオの分布域が訂正された件について
日本産魚類検索 全種の同定 初版・二版では、ヒレナガカエルウオの分布は紀伊半島以南とされていたが、その後紀伊半島での記録が確認できなかったことから、第三版では削除されています。
日本産魚類検索 全種の同定 第三版
ヒレナガカエルウオの和名・学名について
ヒレナガカエルウオの写真で、2009年10月4日に撮影したものです。
和名 : ヒレナガカエルウオ (スズキ目 / イソギンポ科 / ヤエヤマギンポ属 )
学名 : Salarias sinuosus
沖縄本島ダイビング 水中写真サイト OKINAWANFISH
沖縄本島のダイビングで撮影したハゼやスズメダイなどの魚類・ウミウシ・甲殻類の水中写真を中心に、生息環境や見分け方、生息分布、和名・学名を中心に掲載しています。沖縄グルメ、沖縄移住、子供のことや沖縄の海・ビーチ、沖縄旅行の観光ポイントについて

水中写真を使用して頂きました

「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年3月25日放映
「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年12月23日放映

2009年琉球新報 紙面にて
沖縄本島で初めて確認された魚について記事が掲載されました
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