ヘリシロイロウミウシ
ここ数か月、三浦半島周辺で原因不明の異臭がニュースになっていますね。
様々な調査が行われても原因不明となっている中、古い記録文書により大地震の前触れ説がかなり有力視されているそうです。大正震災志の記録によると、1923年(大正12年)の関東大震災の際にも城ヶ島と浦賀で異臭のするガスが海底より噴出していたと、当時の日本海軍が報告しており、ここ最近は様々なメディアが報じています。
日本は地震大国なので、家具の固定や食料の備蓄、避難経路の確認など、備えはしっかりとしていたほうが良いかも知れませんね。
三浦半島といえば、三戸浜、城ヶ島、浦賀燈明堂で潜ったことがありますが、浦賀については深々と雪が降る元旦に潜りました。水中は船のエンジン音がずっと聞こえていて、上がった時は指先が凍りそうになっていた記憶があります。
ヘリシロイロウミウシ

本日の水中写真は、ヘリシロイロウミウシです。
その名の通り、ヘリが白いことが和名の由来ではないかと思いますが、ヘリシロイロウミウシは、常に鰓を細かく動かしながら移動する様子が何より特徴的なウミウシなので、海の中で出会ったら是非観察して欲しいウミウシの仲間。
図鑑「沖縄のウミウシ」によれば、潮通しの良い岩礁域で稀に見られると記載されているウミウシです。
ヘリシロイロウミウシの外観特徴・見分け方

ヘリシロイロウミウシの外観に関する特徴は
・背面は半透明で、全体に乳白色を帯びており、特に斑紋がないこと
・背面周縁のもっとも外側は橙黄色で、その内側には黄色味を帯びた不透明の白色帯がある
・背面の縁はごくゆるく波打っている
・触角と鰓は茶褐色で、移動時に鰓を細かく揺り動かす動作が確認されている
・腹足縁も不透明の白色で縁どられる
ヘリシロイロウミウシの分布

ヘリシロイロウミウシは、インド・西太平洋熱帯域での分布が確認されている。
ヘリシロイロウミウシの和名・学名

沖縄のウミウシに記載された当時の学名は、” Noumea angustolutea ”でしたが、その後シラユキウミウシ属からアルデアドーリス属へと変更された事に伴って、学名も” Ardeadoris angustolutea ”へと変更されました。
和名 : ヘリシロイロウミウシ
学名 : Ardeadoris angustolutea
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -10m
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水中写真を使用して頂きました

「ザ!鉄腕!DASH!!」にて水中写真を使用して頂きました(日テレ・2018年12月23日放映)

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