本ページにはプロモーションを含みます

ハシナガウバウオ

0120ハシナガウバウオ(幼体)背面
今日は二十四節気の上で 「大寒」 のはずでしたが午後から南風が入り、昨日に引き続き割りと暑い一日になりました。
大寒を迎えたということは、春はもう目前ということでしょうか。
そう言えば沖縄地方でよく使われる 「旧暦」 も、この二十四節気がベースになっているようです。

写真はハシナガウバウオ(嘴長姥魚)。
1枚目~3枚目はハシナガウバウオの幼体。4枚目はハシナガウバウオの若魚、5枚目はハシナガウバウオの成魚となる。
ハシナガウバウオは、岩礁域やサンゴ礁域の浅所で物陰やガンガゼの近隣に生息している魚類。ウミシダウバウオで書いたようにウバウオ科の魚類は腹吸盤が発達しているのですが、ハシナガウバウオについては、それほど発達しておらず、ウバウオの仲間としては泳ぎ回る部類に入るのではないでしょうか。
ネットで検索していると 「ガンガゼの肉を食べている」 と書いてあるサイトもあるが、ウニの管足を主食としているのはdellichthys morelandiだと思ってました。
Diademichthys lineatus(←ハシナガウバウオ)も一般生態は同じなのだろうか。

幼体の頃は成魚に比べてあまり共通点がないが、尾柄部にやや面影があるようにも思えます。

写真4枚目と5枚目は撮影時の環境や個体との距離、撮影方法の差異によって体色が違って見えるのかと思っていたが、関連する論文を注意深く拝見させていただくと 「生時の体色は,個体変異に富んでいる」 とあるので、環境による体色変異ということで良いのかも知れない。

ハシナガウバウオ(幼体)側面
ハシナガウバウオ(幼体)側面

ハシナガウバウオ(幼体)
ハシナガウバウオ(幼体)

ハシナガウバウオ(若魚)
ハシナガウバウオ(若魚)

ハシナガウバウオ(成魚)
ハシナガウバウオ(成魚)

ハシナガウバウオは、南日本の太平洋岸、伊豆大島、琉球列島、インド・西太平洋に分布する。
和名 : ハシナガウバウオ
学名 : Diademichthys lineatus
撮影日 : 写真(1・2枚目)2008年5月11日 写真(3・4枚目)2008年5月6日 写真(5枚目)2008年1月2日
撮影場所 : 沖縄本島東海岸
撮影水深 : -5~7m

沖縄本島のダイビングOKINAWANFISH.COM


The following two tabs change content below.
基本的に夏男。沖縄旅行でダイビングにハマり、南国リゾート沖縄へ移住。マイホーム購入後、子宝に恵まれ3キッズパパになりました。30系アルファードで沖縄本島をドライブしたり海に行ったり。たまにはスキー、スノーボード、サーキット走行もやりたいけど南国ならではの生活を楽しんでいます。

最新記事 by 沖縄移住 ダイビング 水中写真 OKINAWANFISH (全て見る)