オキナワスジハゼ
沖縄本島のダイビングで撮影したオキナワスジハゼの水中写真
ここ数日、本当に暖かい・・・と言うか暑い。
今日は車の中でエアコンを入れたし、アロハシャツで仕事に来ている人もいたし、というぐらい日中の沖縄本島は暑かった。
陸上の気温に乗じて海水温も一気に25度ぐらいまで上がってくれんかね。

これらの水中写真は沖縄本島の東海岸でダイビングを行った際に撮影したものです。
体長は約6cm。
オキナワスジハゼは、キララハゼ属の仲間。
少し前までは『キララハゼ属の1種』という風に呼ばれていましたが、新たに和名が提唱されオキナワスジハゼという新称が付与されました。
撮影した海域は内湾の湾奥で、他ではなかなか見られない生物が多いのですが、その中でもオキナワスジハゼが生息している環境は水深-2m~-10m付近までの泥底や砂泥底のみでした。
同じ環境で見かけた魚類はたくさんいますが、その中でも特に目立った種を挙げるとオニサルハゼや、ウシオニハゼなど。
彼らと同様、徐々に距離を詰めていくと柔らかいシルトの中にスポっと消えてしまいます。
特徴の一つとして、頭部から背面にかけての鱗が大きいので、寄れたならば顔面のアップを横から撮影しておくと良いかと思います。

オキナワスジハゼの外観特徴
吻が丸くなっており、頬に黒色縦線(孔器列)が2本ある。頭部背面の鱗は大きい。尾鰭基底には尾鰭後方に向かった縦長の大きな黒色斑があり、その上下後方にそれぞれ小さな黒色班がある。
また腹鰭の先端が黒くないこと、第一背鰭に黒斑がないことなども挙げられる。
オキナワスジハゼの分布
オキナワスジハゼは、沖縄島、石垣島、西表島、台湾淡水河からの報告がある。
和名 : (新称)オキナワスジハゼ(スズキ目ハゼ亜目ハゼ科キララハゼ属)
学名 : Acentrogobius sp.1
撮影日 : 2010年2月6日
撮影場所 : 沖縄本島東海岸
撮影水深 : -7m
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