オニヒトデ
新型コロナも去ることながら、全国の気温も危ないですね。
マスクをしていると余計に暑いと思いますが、冷たいマスクなどで少しでも暑さをしのげると良いですね。
沖縄県では無症状接触者の検査を行わなくなりましたが、それでも70人という新規陽性者が今日も出ていますので、まだまだ注意が必要ですね。



オニヒトデについて
今日の水中写真は「オニヒトデ」です。
体長は直径で50cm程度。
太陽が出ている時間帯のダイビングと異なり、ナイトダイビングでは岩陰やサンゴの裏側に隠れていた生物を観察することができるのですが、この水中写真もその一つの事例となります。

サンゴの天敵 オニヒトデ
「サンゴの天敵・オニヒトデ」というフレーズを聞いたことがある方も多いと思いますが、その通りでオニヒトデはサンゴを食べて生きています。
しかも、サンゴを食べる時はガリガリとかじるのではなく、口から胃を体外へ出してサンゴに押し付けるように被せて直接消化をしてしまうという一風変わった摂食方法なのです。
ある意味、効率が良いですよね。

オニヒトデの大発生
サンゴ礁学会を拝聴した際に、オニヒトデの発生要因として「歴史的に繰り返されている説」「オニヒトデの天敵ホラガイを人間が採りすぎた説」「土砂の流出によりオニヒトデに有利な栄養分が流れ出た説」など幾つかの説があったように記憶しています。

オニヒトデの毒性
オニヒトデの体表に見えるのは毒を持った棘です。
専門的な毒の成分はググってもらえれば出てくると思うので割愛しますが、この棘に刺された経験者によると激しい痛みを伴うそうです。
アナフィラキシーショックという言葉がありますが、その時の体格や体調によっては重体に陥ったり命を落とすこともあるほど強い毒です。
ガイドさんによっては、オニヒトデの駆除活動の際に誤って刺さってしまうという事もあるようです。
何れにしても、ナイトダイビングでは不用意に着底したり手を触れないことで身を守らないといけませんね。

オニヒトデの和名・学名
和名 : オニヒトデ (ヒトデ網 / アカヒトデ目 / オニヒトデ科 / オニヒトデ属 )
学名 : Acanthaster planci

沖縄本島ダイビング 水中写真サイト OKINAWANFISH
沖縄本島のダイビングで撮影したハゼやスズメダイなどの魚類・ウミウシ・甲殻類の水中写真を中心に、生息環境や見分け方、生息分布、和名・学名を中心に掲載しています。沖縄グルメ、沖縄移住、子供のことや沖縄の海・ビーチ、沖縄旅行の観光ポイントについて

水中写真を使用して頂きました

「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年3月25日放映
「ザ!鉄腕!DASH!!」にて
水中写真を使用して頂きました
日テレ・2018年12月23日放映

2009年琉球新報 紙面にて
沖縄本島で初めて確認された魚について記事が掲載されました
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