キンホシイソハゼ
沖縄本島のダイビングで撮影したキンホシイソハゼの水中写真
風の当たらない日向に居るとジワジワと暑くなってくるような日が続いています。
しかし風は北風がまだまだ中心の沖縄本島。早く夏が来て欲しい。
写真は、河川が流れこむような、かなり湾奥の汽水域環境で撮影したキンホシイソハゼの水中写真。
水深も-2mと浅いながらも空気タンクは必要な場所。
岩礁や転石、死サンゴ片の物陰に単独で見られます。
撮影したキンホシイソハゼの体長は約1.5cm程度。
水中写真1~3までは同じ個体だが、撮影している途中でも体色がコロコロ変化するのでファインダーを覗きながらかなり楽しめました。
写真1、2、3については、眼の後方に青いマユゲのように見える部分があるのだが、書籍によれば固定後に出てくると記されているが、もしかしたら興奮したり婚姻色になると同様の外観的変化が現れるのではないか・・・と思っています。
キンホシイソハゼの外観特徴
臀鰭基底上方の暗色点は3つ。尾鰭基底には暗色点が3つ平行に並ぶ。固定後、眼の後ろに暗色点がある(写真1~2)の興奮色or婚姻色も同様ではないかと考えている。
キンホシイソハゼの分布
キンホシイソハゼは、長崎県香焼、小笠原諸島、八丈島、和歌山県串本、徳島県牟岐大島、愛媛県愛南、高知県内之浦・大月、鹿児島県錦江湾、屋久島、琉球列島、香港、西太平洋、プーケット島、オーストラリア西岸での観察記録がある。
和名 : キンホシイソハゼ(スズキ目ハゼ亜目ハゼ科イソハゼ属)
学名 : Eviota storthynx
撮影日 : 2010年2月21日
撮影場所 : 沖縄本島内湾汽水域
撮影水深 : -2m