クマドリカエルアンコウ
沖縄には 「夏日には海で遊びなさい」 という古い言い伝えがあるとかないとか。
まるで夏のような週末。沖縄本島の西海岸はダイビング目的の方々やシュノーケルの方々で満員御礼でした。
半月ぶりの休日だったので丸一日、海に浸かってきました。
写真はクマドリカエルアンコウの幼魚。
普段、本州で潜られているダイバーには分からないと思いますが、伊豆、和歌山、柏島では普通に見ることができるクマドリカエルアンコウ。琉球列島では珍しいんです。
100%他力本願(笑)
クマドリカエルアンコウは、沿岸浅所の岩礁域やサンゴ礁域に生息。
眼から後方に広がり背部につながる明瞭な帯が特徴で、背鰭第2棘の鰭膜は薄く大きく第2棘は前方に傾けることができる。
幼魚は体の地色が白く、鰭は橙色で縁取られる。
次の写真は2008年8月24日に撮影したクマドリカエルアンコウの成魚だが、成長するに従い体表面の凸凹が目立ってきていることが分かる。
カエルアンコウの仲間は泳ぎが苦手。その動きから2007年まで「クマドリイザリウオ」という名前だったが、イザリが差別用語に当たるということで「クマドリカエルアンコウ」に和名が変更されたことは有名なお話。
また眼の斜め上後方にあるエスカを疑似餌のように振って餌をおびき寄せ、可愛い顔に似合わずガバッと口を開けて餌を丸呑みする様子は生物番組でも度々取り上げられており見たことのある方もいるかも知れません。
その補食のスピードは0.01秒とか。
さて、クマドリカエルアンコウの幼魚に戻り、別角度からの写真。
クマドリカエルアンコウ幼魚と指を比較。
まだまだミニサイズでした。
クマドリカエルアンコウは、南日本の太平洋岸、伊豆諸島、琉球列島、インド・西太平洋に分布する。
和名 : クマドリカエルアンコウ
学名 : Antennarius maculatus
撮影日 : 2013年3月9日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -?m
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