クロチョウカクレエビ
【沖縄本島のダイビングで撮影したクロチョウカクレエビの水中写真】
坂本九の『上を向いて歩こう』がsukiyakiという英名で昭和38年の今日、アメリカのビルボード1位になった。終わってみればウィークリー1位という結果。
この記録はアジア圏の歌では現在でも抜かれていないという偉業。
2011年の東日本大震災後、『上を向いて歩こう』『見上げてこらん夜の星を』を多くのタレントに1フレーズずつ歌ってもらうというCMをサントリーが流した事も記憶に新しい。
日本人なら誰でも知っている歌なので、もしアメリカでカラオケを歌うシチュエーションになった場合はこれを歌っても良いかも知れない。
クロチョウカクレエビ
上を向いてと書きながら、下を向いて泳いだ時の記録。下を向いていると色々な生物が目に止まる。
写真は大型の二枚貝の中に生息するクロチョウカクレエビかと思います。
クロチョウカクレエビやチョウガイカクレエビ、カクレエビ属の1種など見てみたのですが、今のところ「沖縄の海 海中大図鑑第2版」に掲載されているクロチョウカクレエビと近いのかなと。
撮影個体は、安全停止がてら水深5mを流している際に、ウミギク科の貝と思われる大型の二枚貝(写真2枚目)を見つけたので、そっと覗き込んでみると見つけたもの。
魚に対峙する時と同様に気配を殺しながらゆっくり間合いを詰めていくと、貝に一切触れることもなく優しい撮影が出来るかと思います。
見つけた時はちょっと覗き込んでみると面白いかも知れません。
このように突起物が出ている特徴的な貝の中を覗くと、大抵お尻をこちらに向けて鎮座しています。
あとはゆっくり時間をかけて馴らしていくと正面顔が撮れるでしょう。
住処になっている貝の周縁
貝の奥にピントを合わせてみます。
おや?何かが動いて見え隠れしている!?
しばらく見ていると、、、
エビが出てきた!!
こちらに対する警戒心が薄れてきたのか、観察していると少しずつ前に出てきます。
ようやく全身を見せてくれました。
なかなか素晴らしい家に住んでいるようです。
和名 : クロチョウカクレエビ
学名 : Conchodytes melegrinae
撮影日 : 2013年3月20日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -5m