トヨタ E-Four
【沖縄本島 雨天時の道路 沖縄のアスファルト舗装は滑りやすい】
通勤では自動運転に頼りっぱなしの毎日。
前方に誰も居なければ設定した一定の速度で走ってくれるが、赤信号になると自分でブレーキを踏まなければならなければならない。
これは面倒なので、自車の前にわざと割り込ませるようにして、そのドライバーに運転させる事で機能を有効活用させられる。
あとはシステムが前走するクルマやバイクと一定の車間距離を保ちながら自動的に付いて行く。その間、私はアクセルもブレーキも操作を行わなくて良いし、渋滞も同様で非常に楽だ。
絶対にやらないが、スマホを触っていても追突する心配はない。
ちなみに車速に応じてフロントワイパーの動きが変化する機能があるのをこの週末に初めて知った。
取扱説明書を読まないと・・・
トヨタ E-Fourは使える
エネルギーモニターを撮ってみた。左手がフロント方向となる。
緩やかに発進すると、バッテリーから4つのタイヤへエネルギーを供給(金色のライン)。もう少し踏み込むとガソリンエンジンが始動。4つのタイヤとバッテリーへエネルギーを配分(オレンジのライン)する。
そして、アクセルオフまたはブレーキを踏むと、タイヤからバッテリーへエネルギーを回収する(緑色のライン)という流れが良く分かる。
滑りやすい路面といえば、四駆。
トヨタの30系・新型・アルファード ハイブリッド及びヴェルファイア ハイブリッドには、トヨタ E-Four(電気式4WDシステム)用リヤモーターが標準装備されている。
アルファード・ヴェルファイア ハイブリッドに装備されているトヨタ E-Four用リヤモーターとは、フロントモーターとは完全に独立して後輪が駆動できる機能。
同車には、高電圧・高回転化したE-Four 用リヤモーターが設定されており、アクセルを踏み込んでの全開加速時や雪道などの滑りやすい路面において、スムーズに4WD 状態へ切り替えて操縦安定性を確保してくれるメリットがある。
沖縄本島では積雪することはないし、かと言ってウエット路面でスピードを出すような運転はしないので、これまではナビ画面のモニター上で確認した程度だったが、昨日の波上宮で初めて体感する事ができた。
全国どこの神社仏閣もそうだが、大体は坂道の上にある。
波上宮も同じく傾斜がキツい坂。
入ってくるクルマを見ていると、一部のFF車は上り坂で前輪が空転して苦労していた。
雪道で見る光景と同じで、前輪が空転して横滑りしてしまう状態。
安物の車であろうとスーパーカーであろうと、どんな車でも発進する際はフロントが上がり、リヤが沈む。
ブレーキを踏んだ時はその逆の挙動。
そういった理由から、FF車でウエット路面の上り坂を上がる際は、アクセルの踏み方に細心の注意が必要となる。
一方で4WDと言われる車は、この点で気を使う必要がない。
フロントが滑りそうでも、適切な駆動力をリヤに配分してくれる。
トヨタの30系・新型・アルファード ハイブリッド及びヴェルファイア ハイブリッドの場合、滑った時だけではなく、モニターを見ていると日常の緩やかな発進や中速域の加速でも機能しているようだ。
20年ほど前、日産R32スカイラインGT-Rに乗っていた頃のスポーツカーが求めている4WDとはまったく異なる4WDではあるが、この車格に対しては必要な機能だろう。