ニセモンツキスズメダイ
少しだけ雨がパラついたが、今日もカンカン照りのイイ天気でした。
もう梅雨明けしているのでは・・・?
写真はニセモンツキスズメダイ(Pomacentrus nigromarginatus)。
沖縄本島のダイビングで見かける個体に限っては、体地色は青灰色で背側や尾鰭側が黄色みがかっている個体が多いように感じます。モンツキスズメダイと同様、胸鰭基部に大きな目立つ黒色斑があり、尾鰭先端も同様に丸いが、尾鰭の後縁が黒く縁取られることで区別が出来る。
琉球列島、西部太平洋に分布し、サンゴ礁の礁斜面で水深-25m~-50mに生息する。と書籍に記載されているようにモンツキスズメダイと比べると、少しだけ水深が深い場所に多く見かけますが、フィールドを観察している限り、海域によっては必ずしも当てはまらないと思う。
平常は礁斜面や身を隠すことができる岩穴の周囲で見かけるが、プランクトン動物を食べるので、海水が動き始めると礁斜面の少し上でホバリングしながら捕食しているシーンを観察することができるのはモンツキスズメダイと同様。
標準和名の由来は、胸鰭基部にある黒色斑から『紋付雀鯛』と同じで、モンツキスズメダイより後に和名提唱されたことから残念ながら接頭辞として「ニセ」が付いています。(モンツキスズメダイは1907年、ニセモンツキスズメダイは1973年)
写真1枚目の様にアクビシーンであれば、全ての鰭を全開にしている状態で観察することが出来る。
和名 : ニセモンツキスズメダイ
学名 : Pomacentrus nigromarginatus
撮影日 : 2013年6月9日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -15m
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