ノコギリダイ
京都の祇園で舞妓さん達の「事始め」が報道されると、師走も半ばに差し掛かったんだなと感じさせられる金曜日。
ちなみに「13日」と聞いた時、何曜日だっけ?といつも気になってしまう。
幼い頃に見た映画の影響は大きい・・・?
写真は、「ノコギリダイ」。
浅海の岩礁域やサンゴ礁域で生息する小型のフエフキダイ科の仲間。
体側に数条の鮮黄色縦帯があり、背鰭後端付近の背部には鮮黄色斑紋がある。
また、吻と胸鰭起部も黄色い。
写真1枚目と2枚目は恩納村真栄田岬の洞窟付近にある亀裂の中で撮影したもので、個体の色は金色っぽい。
写真3枚目はホーシュー(万座毛)の礁外縁で撮影したもので、個体の色は銀色っぽいが、どちらもノコギリダイである。
その他分類ポイントとして、側線有孔鱗数は60~70。胸鰭軟条数は通常15であること。
また、下記写真で示す通り、主上顎骨に鋸歯状隆起がある。
ノコギリダイの和名の由来もこの鋸歯状隆起より来ている。
ノコギリダイは、八丈島、小笠原諸島、火山列島、茨城県、伊豆半島東岸、三重県紀伊長島、和歌山県串本、高知県柏島、愛媛県室手、男女群島、屋久島、琉球列島、南大東島;台湾南部、東沙群島、西沙群島、南沙群島、インド-太平洋(ハワイ諸島、イースター島を除く)での観察記録がある。
和名 : ノコギリダイ(スズキ目フエフキダイ科ノコギリダイ属)
学名 : Gnathodentex aureolineatus
撮影日 : 2013年6月16日 2009年9月27日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -5m~-10m
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