ハナミノカサゴ
【沖縄本島のダイビングで撮影したハナミノカサゴの水中写真】
海開きは一通り終え、ベランダに浮き輪が干されている光景もチラホラと見かける季節になりました。
住民の反対により、保育園の開園を断念したという先日のニュースに関連してYahoo!意識調査で「自宅の隣に保育園、賛成? 反対?」というアンケートが行われていました。
既に10万人近くが回答していたのでリンクを貼っておこう。
ハナミノカサゴ
写真は、ハナミノカサゴのペア。
老成魚ほどのでっぷりとした貫禄はまだ出ていないが、成魚といっても良いステージだと思う。
基本的に夜行性の魚だが、沖縄本島のダイビングでは昼間の西海岸でも東海岸でも毎ダイブ出会うほどの普通種。
何もない砂地を移動しているシーンもあるが、基本的に海底の根の周囲に群れで生息する小魚を捕食するため、その近くにジッと潜んでいることが多い。
ダイビングを始める時に、各鰭には毒がある危険な魚なので絶対に素手で触れないように気を付けるよう言われたダイバーさんも多いのではないでしょうか。
ハナミノカサゴは、ダイバーを恐れることなく近づいてくるので、寄って撮影する際は注意が必要。
以前、根の奥でホンソメワケベラにクリーニングされている魚を撮影しようと海底に寝そべっていた際、私の顔の横をスリ抜けてホンソメワケベラに突進して行かれた事があり、その時はかなり驚いたことを覚えています。
ハナミノカサゴの外観特徴
各鰭(厳密には背鰭と臀鰭の軟条部と尾鰭)に黒褐色斑が並ぶことで、近似するミノカサゴと区別しやすいと思います。またハナミノカサゴの頭部腹面と胸部には茶褐色の縞模様がある。
ハナミノカサゴの分布
ハナミノカサゴは、八丈島、小笠原諸島、千葉県外房~九州南岸・屋久島の太平洋沿岸、富山県、島根県敬川沖、山口県日本海沿岸、九州北岸・西岸、琉球列島、沖縄舟状海盆;台湾東北部・南部・澎湖諸島、西沙群島、東インド-太平洋(キーリング諸島~マルケサス諸島;ハワイ諸島を除く)、西大西洋(フロリダ半島~ニューヨーク、バミューダ諸島、いずれも人為的移入)からの報告がある。
和名 : ハナミノカサゴ(スズキ目フサカサゴ科ミノカサゴ属)
学名 : Pterois volitans
撮影日 : 2006年3月12日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -5m