フタホシアトヒキテンジクダイ
【沖縄本島のダイビングで撮影したフタホシアトヒキテンジクダイの水中写真】
「保育園落ちた日本死ね!!」というブログが拡散されて国会で取り上げられるようになり、個人の発する声が存在感を増している時代なんだなとつくづく感じます。私の尊敬するコンサルの一人は、"SNSをやっていないのは存在しないのと同じ"とまで言い切っています。本当にその通りだと思う。
当サイトも構造改革を行った結果、1週間で4万PVを超えるようになってきました。国内は首都圏を中心に、また海外からも多くの方に閲覧していただいている事に感謝。
まあそれは置いといて、我が家も今春からの認可保育園は落ちました。
その後、もう一度選定があったようで、何の知らせもなく2度目の落選通知だけが那覇市から送られてきました。いやはや相当失礼な話です。
ちなみに厚労省が発表している昨年4月時点での待機児童ワーストランキングですが、1位は東京都世田谷区、2位は千葉県船橋市、3位は何と何と沖縄県那覇市となっています。
単純に入園希望を申請した児童数と認可保育園の受け皿人数比ではじき出される数字ではありますが、私の周囲でも子供が3人4人いらっしゃるご家庭で同じ保育園に入る事ができなかった方は、朝から数カ所の保育園を送迎回りしなければならず忙殺されています。これ、夕方にもう一度お迎えがありますからね・・・。
こんな辺鄙な離れ島ですら、そのような事態が起こっているのだということを多くの方に知っていただければ、冒頭にやたら長い文章を書いた意味があったのかなと思えます。
フタホシアトヒキテンジクダイ(yg)
写真は、フタホシアトヒキテンジクダイの幼魚。
下顎から鰓蓋にかけて、ストロボがまっすぐ当たってしまったので眩しい写真になったが、まあ仕方ない。
礁湖内などの静かな湾内に生息するテンジクダイの仲間で、稀種とされているようです。
近隣にスミツキアトヒキテンジクダイがいる環境だったので、てっきりスミツキアトヒキテンジクダイの幼魚かと思っていたのですが、腑に落ちない点があったので瀬能先生に確認してみたところ、フタホシアトヒキテンジクダイの幼魚だと教えていただきました。
見分けられたポイントとして
※背鰭軟条数が9本なので、7本(稀に8本)のアトヒキやスミツキアトヒキではない
※鰓蓋後縁上端附近に、大型の黒色素胞がまばらに確認できる
以上の2点から、フタホシアトヒキテンジクダイの幼魚が導き出されたということです。
(瀬能先生、ありがとうございました)
幼魚が居たということは、成魚もいるので今度探しに行ってみるか。
フタホシアトヒキテンジクダイの外観特徴
フタホシアトヒキテンジクダイは、体側に黒色横帯がないことや、頬部に暗色帯があることで識別される。
フタホシアトヒキテンジクダイの分布
フタホシアトヒキテンジクダイは、西表島;台湾北部・南部、西太平洋、マーシャル諸島、フィジー諸島、サモア諸島、タヒチ島、オーストラリア北西岸・北岸・北東岸からの報告がある。
和名 : フタホシアトヒキテンジクダイ(スズキ目テンジクダイ科アトヒキテンジクダイ属)
学名 : Archamia biguttata
撮影日 : 2009年8月30日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -8m