ミサキアミコケムシ
子育てをしていると、人から教えてもらう話や知恵、知識が次々と入ってくる一方で、都市伝説的な類のものも多い。根拠もなく信じ込むことで場合によっては子供にとって危険な部分もあるので色々と見極めが必要だなと感じるこの頃。
写真は、「ミサキアミコケムシ」(Reteporellina denticulata)。
この手のコケムシを水中で見かけると、「めっちゃ美味そうやなぁ・・・」と思いつつ撮ったりしています。
見た目はカルビーのサッポロポテトのようですが、触った感じはポテトチップスの様に薄く、接写する場合は注意深く寄らなければ簡単に割ってしまいそうになるぐらいの脆さです。
カルビーで思い出したが、てんぷす那覇にカルビーのアンテナショップcalbee+(カルビープラス)があるので、沖縄旅行の際は是非行ってみて下さいな。
コケムシは1mm前後の微少な個虫がキチン質を分泌して多数集まっており、固い皮膜状の群体を岩面や藻類の表面に広げて暮らしている触手動物です。
個虫は石灰質性の虫室と虫体で構成されており、筋肉の収縮作用によって虫室から花のような触手冠が開いているんですね。触手には繊毛が生えており、水流を起こすことで海水中の微少なプランクトンや、有機物などを口へ運んで食べることで生きている動物です。
コケムシの仲間は、ウミウシのエサになることが多いので、ウミウシが好きな方は詳しいと思いますが、なかなかコケムシの仲間が日の目を見ることもなく、不遇な扱いを受けていることが多いので、あえて紹介してみました。
和名 : ミサキアミコケムシ
学名 : Reteporellina denticulata
撮影日 : 2014年4月20日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -12m