ヤライイシモチ
沖縄本島は、もしかしたら梅雨入りしたかも知れません。
写真は「ヤライイシモチ」。
沖縄本島のダイビングでは通年観察することができるテンジクダイ科の仲間で、体側に5本の明確な黒縦帯が走ることと、黄色い尾柄部に眼径より小さい黒色斑があることが主たる特徴になります。
普段はまったく見ることもありませんが、沖縄本島でダイビングを行っていると、毎年4月中旬頃より口内保育を行っている様子が観察出来ます。
2014年も先週末より少しずつ確認できるようになりました。
普段は撮ることもないけれど、口内保育をしている時のテンジクダイ達の横顔が好きです。
なかなか共感を得ることはないと思うけど…
もっと長く観察していると、口内の海水を入れ替えるためにパクパクさせるので、その瞬間を撮影するのもこれからの時期の楽しみですね。
口からタマゴが溢れかえるような写真は、かなりフォトジェニックです。
ヤライイシモチは、伊豆諸島、小笠原諸島、静岡県大瀬崎、和歌山県白浜・串本、高知県高知、愛媛県愛南・宇和海、屋久島、琉球列島;台湾東北部・南部、西沙群島、インド-太平洋(紅海を含む;ペルシャ湾とハワイ諸島、イースター島を除く)での観察記録がある。
和名 : ヤライイシモチ(スズキ目テンジクダイ科ヤライイシモチ属)
学名 : Cheilodipterus quinquelineatus
撮影日 : 2014年4月20日
撮影場所 : 沖縄本島西海岸
撮影水深 : -7m
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