全車速追従機能付レーダークルーズコントロール
【全車速追従機能付レーダークルーズコントロール】
クルーズコントロールは50年前から存在していた
一定の車速で走るだけの単純なクルーズコントロール(いわゆるクルコン)は昔から存在しており、1958年にクライスラーが、1964年にトヨタが日本国内で初めて採用している。
その後1980年代に大流行して、私の父親が当時乗っていた6代目の日産ローレル(C33型)にも装着されていた記憶がある。
そして時代が流れ、単純な速度設定に追従機能が加わった。
運転席に座りながらほとんど運転しなくても済む機能
動画も撮影してみたので興味のある方はどうぞ。
動画の中ではアクセルもブレーキも一切操作していません。
これは非常に楽ちん♪♪♪
トヨタの『全車速追従機能付 レーダークルーズコントロール』は非常に便利。
簡単に言えば、先行車と一定の車間距離を保ちながら同じ速度で走り、先行車が減速すると同じ速度で減速、先行車が完全に停止するとコチラもゆっくりと停止。先行車が停止している間はそのまま停止状態を保持して、先行車が発進すると追従を始める仕組み。※1
条件として、目の前およそ100メートル以内を先行車が走行しているか、または赤信号などで停止している先行車があれば、指一本で補足することができる。
レーダーで補足してしまえば、あとはステアリングを握っておくぐらいしか運転手の仕事はない。※2
全車速追従機能付レーダークルーズコントロールはそのような使い方なので、ドライバー目線からすると前を走るクルマの運転手が自分の代わりに仕事をしてくれているように感じる。
想定外の思わぬ効果
日曜日の子連れでお出かけした際や、ここ数日の通勤において、自分の足でアクセルやブレーキ操作を行ったのは全体の1割程度。
残り9割はレーダークルーズコントロールによる自動運転(追従機能)であった。
この機能によって、運転中の疲労感が大幅に軽減されたと共に、毎日の通勤渋滞でイライラすることが全く無くなったので、個人的にタバコの本数が減ったという良い意味での副産物もあった。
同じような機能が様々な自動車メーカーから発表されているが、これから車を買い替える予定がある方で、この機能がオプションで選べるのならば絶対に選んだほうが良いと思う。
※1 停止状態から追従する場合は指先でクルーズレバーを上に上げる指示が必要
※2 先行車が赤信号をギリギリで通過してしまうパターンもあるので、運転手に注意義務はある